Googleは、対象となるPixelデバイス向けに「Android 17 Beta 2」の提供を開始しました。前回のベータ版リリースからわずか2週間弱という速さで展開された今回のアップデートは、多数のバグ修正に加え、ユーザーエクスペリエンスとセキュリティを向上させる新機能を複数導入しています。これにより、Android 17はより安定したリリースへと近づいています。
主な変更点と新機能
- 任意のアプリのバブル化: ランチャーアイコンを長押しすることで、あらゆるアプリをバブル表示できるようになりました。特に大画面デバイスでは、タスクバーに新しい「バブルバー」が表示され、マルチタスクの整理が直感的に行えます。
- EyeDropper API(スポイト機能): 画面キャプチャ権限を要求せずに、ディスプレイ上の任意の場所からピクセルの色を取得できるシステムAPIが追加されました。クリエイティブなアプリの使い勝手が向上します。
- Contacts Picker: システムレベルの連絡先ピッカーが提供され、特定のフィールドへの一時的なアクセスが可能になります。これにより、アプリが連絡先全体への読み取り権限を必要とする場面が減少します。
- SMS OTP保護: アカウント乗っ取りを防ぐため、SMSで届くワンタイムパスワード(OTP)へのプログラムからのアクセスが3時間遅延する保護機能が導入されました。
- タッチパッドの挙動改善: タッチパッドがデフォルトでマウスのように動作し、相対的な動きやジェスチャーが報告されるようになりました。
- クロスデバイスのハンドオフ: 新しいHandoff APIにより、スマートフォンからタブレットなど、デバイス間でアプリの状態をスムーズに引き継ぐことが可能になります。
- ローカルネットワークアクセス権限: LAN通信を保護するための新しい権限(ACCESS_LOCAL_NETWORK)が導入されました。
対象デバイスとビルド番号
Android 17 Beta 2(ビルド番号:CP21.260206.011)は、以下のPixelデバイスで利用可能です。
- Pixel 6 / 6 Pro / 6a
- Pixel 7 / 7 Pro / 7a
- Pixel 8 / 8 Pro / 8a
- Pixel 9 / 9 Pro / 9 Pro XL / 9a
- Pixel 10 / 10 Pro / 10 Pro XL
- Pixel Fold / 9 Pro Fold / 10 Pro Fold
- Pixel Tablet
すでにAndroid Betaプログラムに参加している場合は、OTA(Over-The-Air)で自動的にアップデートが配信されます。
安定性とパフォーマンスの向上
今回のアップデートでは、前回のビルドで報告されていた多数の動作不安定さや致命的な不具合が修正されています。これには、アプリの予期せぬ再起動、UIのちらつき、システムクラッシュ、デバイスのフリーズや再起動などが含まれます。これらの修正により、テスト環境としての実用性が大幅に向上しました。
今後の展望
Android 17のリリースは、3月にプラットフォーム安定版に到達し、4月から5月にかけて最終調整が行われ、6月に安定版のリリースが予定されています。今回のBeta 2は、洗練されたユーザーエクスペリエンスと堅牢なAPIを提供し、成熟したアップデートとなることを示唆しています。
情報源
- Google が Pixel 向けに Android 17 Beta 2 の展開を開始。変更点のまとめ, HelenTech.
- Android 17 Beta 2 Rolls Out for Pixel Devices, Nokiapoweruser.
- Google is now rolling out Android 17 Beta 2 for Pixel, 9to5Google.
- The second Android 17 beta is out now for Google Pixel., The Verge.
- Here’s everything new in Android 17 Beta 2 [Gallery], 9to5Google.


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